インターネット老人おぢさん

「 #MENTA 」のプランをWordPressユーザー向けに拡大したので、「新しい事を学ぶ」という事を考えます。

最終更新:2021年02月18日 11時39分55秒(初公開:2021年02月18日 11時39分55秒

「 #MENTA 」のプランをWordPressユーザー向けに拡大したので、「新しい事を学ぶ」という事を考えます。

謝辞

Java・PHP・Rubyなどプログラミングスクール受講生向けに、卒業後のカリキュラム配布を考えているんですが、こちらはまだ資料整備ができていないので今の段階ではComing Soonですが、4月までには出せればいいなぁ、と思ってます。
乞うご期待、という事でひとつ。

本題

プランを更新しました(MENTA)

プログラマーとして案件に参画すると単発で得られる報酬は大きいのですが、プログラマーとしてエンジニアリングできるのは限度があると思っています。
具体的には、今の段階で通用する範囲では今後もやっていけるでしょうが、技術の進歩が早いため加齢とともにどうしてもキャッチアップが遅れてしまうという問題があります。
教育システムを作るという体制に変えておくと、最新技術を追いかけるよりはスピードも緩やかなので通用する範囲が変わりにくいので、最先端プログラマーをやり続けるよりは対応しやすくなる、というオッサンの保守的な考え方に寄ります。

三十代プログラマーが考えること

今は私もまだ(世間的には)若手と呼ばれる年齢ですが、プログラミングスキルは大学生に勝ててもツールの使いこなしという点では遥かに劣っている自覚があります。
彼らにとってツールは身近な存在であり、私たちにとってはツールはこれから覚えなければならないものだからです。
もちろん、覚えれば彼らと同じ土俵に立てるのですが、社会人の時間は大学生以上に自由に取れないため、必ず限界にぶち当たります。

思えば、私が新卒で出てきた時に同じような事を考えていたおじさんエンジニアの方もいたんだろうなぁ、と思います。
自分が同じ立場に立たないと気付かない事がある、というのは最近でいうと子供が無事に産まれてきてくれて、父親になった時の事を思い出した事でしょうか。
トシを自覚するというのは何とも不思議な気持ちになるものです。

若手から老害へ

いつかはそうなるんだろう、という漠然とした思いがあります。
二十代の頃は、三十代は遅れていると思っていましたし、四十代なんて引退世代でしょ?ぐらいの乱暴な意見までありました。
今にして思えば、長寿化しているので当てはまらなくなりつつあります(政治家も定年がありませんね?)し、同じポストあるいは似た場所で席が空くのを待ったりするのは辞めて、自分から新しい席を作ってはどうか?と考えていかないとこれからの将来の担い手たちにバトンを渡せないように思います。

仕事が自動化されてきて、パソコンに適応できない人がどんどん苦しくなっていくように、これからはパソコンを使える以上のレベルが標準になるので、どんどんスキル的には上がっていくわけです。
たとえばExcel、VBAマクロ、RPAなどなど…
業務が分かっていなければならないのは大前提として、これらツールが使いこなせるかどうかも次のターニングポイントになっています。
今の段階では会社が必要としている技能をスクールなどで習得すればまだ間に合いますが、これからの時代は会社に必要とされるスキルを先読みして習得していかなければならない、そんな時代が来るかも知れません。

その頃に真っ先に淘汰されるのは、変化に対応できない人間です。

年齢差と実力差は無関係

今までの仕事は人脈だけでなんとかなった部分もあります。
業界や職種によっては人脈が全てという事もまだありますが、コロナ禍でどんどん疎の関係が増えてきました。
たとえば会社一つとっても、隣の席に座っている人の事が分からないという現象から隣の席すらないので「会社でよく話すあの人」が少なくなっています。
仕事でよく関わる人との雑談の時間も(どうやって雑談をすればいいか分からないというケースはありますが)なくなり、個人のスキルが成果に直結していくようになります。

このように書くと、出来る事が多い方がいいという事になりますが、一つのことに集中して誰にも負けない成果を出せるというのも重要な事です。
たとえば、会社で一番○○の業務を分かっている存在というのは会社では重宝されます。
他の場所で潰しが効かない技能になりがちですが、意識して一番○○が出来るようになれば、他の分野で応用が利かせられるようになればよいのです。
こればかりは本人がやるか/やらないかの話です。「出来ない」というのは、少なくとも自身では出来ない場所で発揮しようとしているからであって、自身で出来る場所を探せばよいだけの話です。

エンジニアならではの選択肢と、エンジニア以外の選択肢

私は講師としてエンジニア育成に携わっていますが、プログラミングのスキルなんて大した事はないと思っています。
プログラミングのスキルを伸ばすより、実務で問題にぶつかった時にどうやって解決できるかを考え、実行する力の方が大事です。
これは若手だとか熟練とかは関係なく、敢えて表現するなら「頭の柔らかさ」でしょうか。

が、せっかくエンジニアとしてたとえばWordPressを触っていくのであれば、エンジニア目線でWordPressを見ることができるようになります。
WordPressはエンジニア以外でも専門家はいるので、エンジニアではないからこそ見えるWordPressの世界があるのも事実です。
どちらもの視点を持てるようになる事が、結果として自身のスキルになる事が多いです。

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